
介護記録は介護現場で欠かせない書類のひとつですね。けれどデスクワークになるため、面倒だと感じる介護者も多いでしょう。面倒だと感じるのは介護記録をつける意味や目的が分からないからかもしれません。この記事では介護記録をつける意味や目的について書いていきます。ぜひ最後までお読みください。
介護記録はなぜ必要か?
介護記録を書く理由を知っていますか?仕事だから、上司に言われたからただ書いていると介護記録はただ面倒に思えますね。介護記録が必要な理由を解説していきます。
法律で定められている
介護記録は介護保険法で記入が義務付けられています。利用者様がどんな様子だったか、表情、状況、血圧などを書いていきます。介護者が利用者様にどんなサービスを提供したかも書くことで、万が一事故や訴訟があったときの証拠資料となります。つまり介護者を守る要素も兼ね備えているのです。
ケアプラン作成の資料になる
介護記録は個別のケアプランを作成するときの資料にもなります。どのようなサービスを提供し利用者様に変化があったか、前回のケアプランと比べて症状が進んでいるのか改善がみられたのかを介護記録から読み取ります。利用者様ひとりひとりにあったケアプランを作成する上で、欠かせない資料になるのです。
医療機関への連携のときに必要
利用者様が病気になったり転倒したりなどで、医療機関と連携をとるときに介護記録が重要になります。例えば利用者様が転倒したときの場合。転倒時は見た目に何もなくても、転倒した状況、打ちつけた場所を詳細に介護記録に書きます。2、3日後青タンがでたり骨にヒビが入ったりしたときに、転倒したからということが証明できますね。
介護記録を書く意義と目的

介護記録を書く必要性が分かったところで、意義と目的について解説していきます。
介護事故を防ぐ
介護現場でおこる事故には転倒、転落、誤嚥などがあります。これらを防ぐためにも介護記録が必要になってきます。介護をする上で転倒、転落、誤嚥など防ぎきれない場合もあるでしょう。しかし介護記録に利用者様の麻痺のある箇所やクセなどを書いておくことで、防げる場合もあるのです。
さらにもし介護事故が起こってしまった場合には、前後の状況や事後処置を書いておくことで再発防止にもなります。介護事故の予防、もし起こってしまったときの改善策を考えるうえでも介護記録は大いに役立つのです。
介護職員間の情報の共有
介護現場はチームで動いているため、1人の利用者様に複数の介護者が関わっています。介護記録があることで前回どのようなサービスを提供していたのか、この場合はどのようなサービスが適切かがひと目でわかります。
また鼻水が出ているという症状ひとつでも、透明の鼻汁かねばねばして黄色いのかを記録することで、症状がよくなっているか悪くなっているのか判断する目安になるでしょう。職員間で情報共有ができていると、事故防止にもなりより良いサービスにつながっていけますね。
家族との情報共有
介護記録は家族への情報提供をする時にも大切な資料となります。家族がいない時にサービスを提供する場面では、介護記録をしっかり書いておけば家族がどんなサービスをしているのか知ることが出来ます。介護記録を詳細につけることでご家族も安心しますし、もう少しこうして欲しいという要望も聞くことができるのです。
介護記録をつけるのに時間がかかる理由

介護記録は必要であり重要な書類だということが理解できたでしょうか。けれど時間がかかり面倒だと感じる人は多いでしょう。なぜ面倒と思うのか原因がわかると解決策も見えてきますよ。
手書きで時間がかかる
事業所にもよりますが、介護記録を手書きで書いている現場も多いでしょう。ベテラン介護者の場合PC操作ができないため、手書きでしか記録できない介護者も多いですね。
手書きの場合事業所により決まったフォーマットがある場合がほとんどであると思います。けれどスマホやPCが普及し字を書く機会が極端に減った現代では、手書きで介護記録を書くのが億劫ではありませんか。ましてスマホに慣れている若い世代は、介護記録に関わらず字を書くのがとても煩わしいと感じています。
スマホに慣れていると漢字が出てこずスマホで調べるなんてことが多いのではないでしょうか?介護記録が手書きの場合書くことに対する苦手意識から介護記録を書くのが面倒、時間がかかる場合がほとんどです。
事業所に戻らなければいけない
介護記録をPCで管理している場合、事業所に戻るのが手間だと感じる場合も多いのではないでしょうか?利用者様の自宅へ訪問する場合、介護者の自宅と利用者様の自宅が近く、事業所が少し離れている場合は余計に面倒だと思いますよね。
PCで介護記録を書く場合は、慣れた人だと手書きよりも早く書けると思います。けれど事業所が遠い場合や、施設介護の場合勤務後しかPCに向き合う時間がない場合は手間に感じてしまうでしょう。
正確に思い出すのが困難
訪問で介護している方の中には1日に何件も回ったり、施設の場合でも勤務の最後に介護記録を書いたりする場合が多いのではないでしょうか。中堅やベテラン介護者になればなるほど記憶力が低下し思い出すのが困難になってきます。
思い出すのが困難な場合、訪問型介護者の場合は1件終わるごとに介護記録を書くとより正確に書けるでしょう。また施設型介護者の場合も勤務終了後にまとめて書くのではなく、隙間時間にサクッと記録できるツールがあると介護記録を書くために残業するというのも軽減できるのではないでしょうか。
介護の記録を書く目的と意味のまとめ
・法律で定められている
・ケアプラン作成の資料になる
・医療機関への連携のときに必要
・介護者同士の情報共有
・家族への情報提供
のために必要で重要な書類です。
けれど介護記録を書くのに時間がかかる介護者の負担を減らしたい、今より正確な記録を書けるようになってほしいと考える事業所さまは多いのではないでしょうか。
介護記録を面倒と思う原因は、
・手書きで時間がかかる。
・事業所に戻らなければいけない。
・正確に思い出すのが困難。
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スマホを使い介護記録を書くため、一度事業所へ戻る手間が省けます。介護者の時短になり直行直帰が可能になります。
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