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放デイ個別支援計画の書き方ガイド|5領域対応の目標例文と書類作成のコツ

放課後等デイサービスの運営において、多くの児童発達支援管理責任者様が「個別支援計画の作成に時間がかかりすぎて、本来の子どもたちへの支援に集中できない」という深い悩みを抱えています。

この記事では、令和6年度の報酬改定に基づいた正しい個別支援計画の書き方から、事務作業を劇的に効率化する具体的な手法までを網羅して解説します。

この記事でわかること

  • 「5領域」を確実に網羅し、実地指導でも評価される個別支援計画の具体的な書き方と目標例
  • 個別支援計画未作成減算を回避するために絶対に押さえておくべき運営基準と期限管理のポイント
  • クラウド型システム「デイロボ」を活用して、書類作成の手間を大幅に削減し療育の質を高める方法

この記事を読み終える頃には、煩雑な書類作成への不安が解消され、自信を持って日々の療育に向き合える明確な指針が手に入ります。

個別支援計画は、子ども一人ひとりのニーズに基づいた最適な支援を提供するための羅針盤であり、事業所の運営において最も重要な書類です。

  • 個別支援計画が放課後等デイサービスで重要な理由
  • 計画作成から実行までの標準的な流れ(PDCAサイクル)
  • 児童発達支援管理責任者(児発管)が担う役割と責任

まずは、個別支援計画の基本的な定義と、なぜこれほどまでに重視されるのかを確認しましょう。

個別支援計画は、放課後等デイサービスの提供における根幹であり、サービスの質を左右する重要な役割を持っています。

適切な計画がないまま支援を行うと、場当たり的な対応になりやすく、子どもの成長を阻害しかねないからです。

  • 子どもの成長段階に合わせた一貫性のある支援を可能にする
  • 職員間での情報共有を円滑にし、支援の質のバラつきを防ぐ
  • 保護者に対して支援の方向性を明確に示し、信頼関係を築く

厚生労働省のガイドラインでも、計画に基づいた支援が強く求められています。

計画作成は単なる事務作業ではなく、子どもの未来を形作るための必須プロセスです。

参考:こども家庭庁「放課後等デイサービスガイドライン」

計画作成から実行までの標準的な流れ(PDCAサイクル)

個別支援計画は、一度作れば終わりではなく、絶えず見直しを行うPDCAサイクルによって運用されます。

この流れが滞ると、子どもの現状と支援内容にズレが生じ、実地指導での指摘対象にもなり得ます。

ステップ内容実施のポイント
Plan(計画)アセスメントに基づき計画を作成本人・保護者のニーズを反映
Do(実行)計画に沿った支援の提供記録を詳細に残す
Check(評価)モニタリングの実施目標の達成度を確認
Action(改善)計画の修正・更新次回計画へのフィードバック
  • アセスメントで収集した情報を分析し、課題を抽出する
  • モニタリングの結果に基づき、半年に一度は必ず見直しを行う
  • 計画の変更時は必ず保護者の同意を得るプロセスを挟む

適切なサイクルを回すことで、常に最適な支援環境を維持できます。

児童発達支援管理責任者(児発管)は、個別支援計画の作成および管理におけるリーダーとしての重責を担います。

日々の業務が多岐にわたる中で、専門的な視点を持って適切な支援の方向性を示し、事業所の適正な運営を支える中心的な存在だからです。

  • 多職種と連携し、専門的な視点から支援目標を策定する
  • 支援員に対して計画の内容を周知し、具体的な手法を指導する
  • 関係機関との連絡調整を行い、地域全体での支援体制を整える

児発管が質の高い計画を立てることは、結果として利用者様からの信頼や事業所全体の安心感につながります。

責任は大きいですが、子どもの変化を一番近くで実感できる、非常にやりがいのある職務です。

効果的な個別支援計画を作成するためには、厚生労働省が定義する「5領域」を軸とした具体的な目標設定が不可欠です。

  • 厚生労働省が示す「5領域」を目標に落とし込む方法
  • 長期目標と短期目標の立て方:具体的で測定可能な指標とは?
  • 本人の意向と保護者のニーズを正しく反映させるアセスメント

ここからは、質の高い計画書を作成するための具体的な執筆テクニックを解説します。

2024年度の報酬改定により、個別支援計画には「5領域」すべてを含めることが事実上必須となりました。

子どもの発達を包括的に捉え、支援の偏りをなくすことが制度の目的だからです。

  • 健康・生活:基本的な生活習慣や体調管理に関する目標
  • 運動・感覚:身体の動かし方や感覚の活用に関する目標
  • 認知・行動:思考力やこだわりへの対処に関する目標
  • 言語・コミュニケーション:意思疎通や理解に関する目標
  • 人間関係・社会性:集団生活や対人スキルに関する目標

5領域を網羅することで、多角的な視点から子どもの成長をサポートできます。

すべての領域に対して、その子なりの課題を見出すことが児発管の腕の見せ所です。

参照:令和6年度障害福祉サービス等報酬改定の概要

目標設定において最も重要なのは、誰が見ても達成したかどうかが判断できる「具体性」です。

曖昧な目標は支援内容のブレを招き、モニタリングの際の正確な評価を困難にするからです。

目標の種類期間の目安設定のポイント
長期目標概ね1年程度「将来どうなりたいか」という大きな方向性
短期目標概ね6か月程度「〜ができるようになる」という具体的な行動
  • 「頑張る」「意識する」などの主観的な言葉を避ける
  • 「週に○回」「○分間」などの数値を盛り込み定量化する
  • スモールステップを意識し、達成感を味わえる難易度にする

測定可能な目標を立てることで、職員も迷いなく支援に集中できるようになります。

個別支援計画の出発点は、本人や家族がどのような生活を望んでいるかを深く理解するアセスメントにあります。

作り手の独りよがりな計画では、本人たちの意欲を引き出せず、真の意味での支援にはならないからです。

  • 本人との面談や観察を通じて、潜在的な興味関心を探る
  • 保護者が抱える家庭での悩みや、将来への不安を丁寧に聞き取る
  • 「できないこと」の指摘ではなく「できること」を伸ばす視点を持つ

多忙な中でも、対話の時間を惜しまない姿勢が計画の質を高めます。

納得感のある計画書は、保護者との強固な信頼関係を築くための第一歩となります。

個別支援計画の作成には厳格な運営基準があり、不備があると多額の「減算」を招くリスクがあります。

  • 作成のタイミングとモニタリング頻度の厳守
  • 保護者への説明と交付・署名のプロセスを徹底する
  • 個別支援計画未作成減算を回避するためのチェックポイント

事業所の健全な経営を守るために、必ず押さえておくべき法的ルールを確認しましょう。

個別支援計画は、サービスの開始前および定期的なモニタリング時期に合わせて必ず作成・更新しなければなりません。

期限を一日でも過ぎると、その期間の報酬が大幅にカットされる「未作成減算」の対象となるからです。

  • 新規利用時は、契約からサービス提供開始までに必ず作成する
  • モニタリングは、少なくとも6ヶ月に1回以上の頻度で実施する
  • 更新の際は、モニタリング結果を反映させた新しい計画案を作る

日々の業務に追われていると、更新月を失念してしまうリスクが常に付きまといます。

管理表を作成し、アラートが出る仕組みを作っておくことが、経営上の安全策となります。

計画書を作成しただけでは不十分で、保護者への説明と署名による同意があって初めて有効となります。

手続きの不備は、実地指導において最も指摘を受けやすいポイントの一つです。

  • 対面またはオンライン等で、計画の内容を分かりやすく説明する
  • 同意を得た証拠として、署名または記名押印を必ず受領する
  • 署名済みの計画書を写しとして交付し、原本を事業所に保管する

「後でもらえばいい」という油断が、結果として大きな書類不備に繋がります。

交付の日付と署名の日付が、有効期限内であることを常に確認しましょう。

個別支援計画未作成減算は、最大で報酬の30%〜50%がカットされる非常に重いペナルティです。

意図的な怠慢だけでなく、書類の不備や期限切れといった形式的なミスでも適用されるため、細心の注意を払う必要があります。

チェック項目内容確認方法
作成日サービス提供開始前に作成されているか契約書の日付と照合
会議記録支援の見直し会議を行ったか議事録の有無を確認
交付・署名保護者の署名はあるか原本の現物確認
  • 児発管が不在の期間に、適切な代行体制が取られていたか確認する
  • モニタリングの結果が、計画の内容に具体的に反映されているか確認する
  • 一連のプロセスが記載された「支援会議録」を必ずセットで残す

減算リスクをゼロにすることは、利用者への継続的な支援を守ることに他なりません。

定期的なセルフチェックを行い、書類の「穴」を塞ぐ習慣をつけましょう。

文章作成に悩む児発管の方のために、5領域に基づいた具体的な目標例をまとめました。

  • 「健康・生活」「運動・感覚」に関する目標例
  • 「認知・行動」「言語・コミュニケーション」に関する目標例
  • 「人間関係・社会性」に関する目標例
  • 保護者の意向・長期的な展望の書き方サンプル

これらをベースに、お子様の発達段階に合わせて「スモールステップ」を意識した調整を行ってください。

身体の健康管理や基本的な動作の習得は、すべての生活の基盤となる重要な領域です。

家庭での様子と照らし合わせながら、無理のない範囲でステップアップを目指す内容を記載します。

  • 【健康・生活】帰宅後、石鹸を使って30秒間丁寧に手を洗うことができる
  • 【健康・生活】衣服の前後を正しく理解し、職員の介助なしで着替えることができる
  • 【運動・感覚】平均台の上を、両手でバランスを取りながら最後まで渡りきる
  • 【運動・感覚】ハサミを使い、指定された太い線に沿って図形を切り抜くことができる

具体的でイメージしやすい行動を目標に据えるのがポイントです。

「できた」という実感を積み重ねることで、本人の自信に繋がっていきます。

学習や意思疎通のスキルは、学校生活や社会参加において欠かせない要素です。

こだわりへの配慮や、自分の気持ちを伝える手段を具体的に設定することが求められます。

  • 【認知・行動】活動の切り替え時に、時計を見て「終わりの時間」を意識し、自ら片付けを始める
  • 【認知・行動】勝ち負けのあるゲームで、負けても感情を乱さずに「次頑張る」と言える
  • 【言語・コミュニケーション】要求がある際、大声を出すのではなく「手伝って」と言葉で伝えられる
  • 【言語・コミュニケーション】職員の話を最後まで聞き、2つの指示を実行することができる

「困った行動」を禁止するのではなく、「代わりの適切な行動」を目標に据えるのがコツです。

代替手段の活用も、立派な目標になります。

他者との関わり方を学ぶことは、放課後等デイサービスの大きな目的の一つです。

集団の中での振る舞いや、ルールを守って他者と関わる力は、将来の豊かな生活に直結します。

  • 【人間関係・社会性】自由遊びの時間に、自分から友達に「仲間に入れて」と声をかけることができる
  • 【人間関係・社会性】遊具を使う際、自分の番が来るまで列に並んで3分間待つことができる
  • 【人間関係・社会性】友達と玩具を共有し、「貸して」「いいよ」のやり取りを3回以上行う
  • 【人間関係・社会性】外出支援時に、公共施設でのマナー(静かに歩く等)を守って行動する

社会性は、実際の場面を繰り返すことで少しずつ身についていくものです。

焦らず、成功体験を共有できる目標設定を心がけましょう。

保護者の意向欄は、家庭での困りごとや将来への願いを言語化し、支援のスタート地点を明確にするための項目です。

聞き取った内容をそのまま記すだけでなく、支援のヒントとなるキーワードを盛り込んで整理します。

  • 身の回りのことを自分で行い、将来の自立に向けた基礎体力をつけてほしい
  • 感情の起伏を穏やかにし、家庭内でもパニックにならず落ち着いて過ごしたい
  • 友達との関わり方を学び、学校での集団生活に自信を持って参加してほしい
  • 語彙力を増やし、自分の気持ちを相手に言葉で伝えられるようになってほしい

保護者の想いに寄り添った記載は、事業所への信頼感を高めることにつながります。

文末は「〜してほしい」「〜を願っている」といった形に整えると、意向であることが明確になります。

総合的な支援方針は、保護者の意向を受けて、事業所としてどのようなアプローチで療育を行うかを宣言する項目です。

5領域別の各目標をバラバラに記載するのではなく、それらを一つのストーリーとして束ねる「支援の軸」を文章で記載します。

【総合的な支援方針の記入例】

  • 視覚情報の処理が得意な特性を活かし、活動の手順やスケジュールを視覚化(構造化)することで、見通しを持って落ち着いて行動できるよう促します。
    また、絵カード等の代替手段を整えることで、大人とのやり取りの中で「自分の気持ちが伝わる喜び」を育み、集団生活においても自信を持って過ごせるよう支援していきます。
  • 情緒の安定には環境調整が不可欠であるとの見立てに基づき、刺激の少ない静かなスペースの確保や、本人のペースに合わせた声掛けを徹底します。
    安心できる居場所があるという実感から自己抑制力を養い、少しずつ活動の幅を広げ、友達との共有体験を楽しめるような関わりを積み重ねていきます。

方針が明確であればあるほど、現場スタッフ全員が同じ方向を向いて支援にあたることができます。

単に「頑張る」といった抽象的な表現ではなく、「どのような特性に対し」「どんな工夫をして」「どう変わることを目指すか」というプロとしての指針を、「〜を支援します」「〜を図ります」といった結びで示しましょう。

膨大な書類作成に追われる日々を劇的に変えるのが、放課後等デイサービス特化型システムの「デイロボ」です。

  • 児童発達支援・放課後等デイサービス向けアプリ「デイロボ」の特徴
  • 最新の法改正・5領域に準拠した計画案をスムーズに作成
  • 実地指導対策も安心!期限管理と一元管理で運営をサポート
  • 現場の負担を軽減し、子どもと向き合う時間を創出する

ITの力を活用して、本来の業務である「子どもへの支援」に集中できる環境を整えましょう。

「デイロボ」は、インターネット環境があればデバイスを選ばず利用できるクラウド型のシステムです。

スマホやタブレットからでも、LINEを確認するような手軽さで情報の確認や入力が行えます。

  • クラウド型のため、事業所内のさまざまな端末から情報の閲覧や入力が可能
  • パソコン操作に不慣れなスタッフでも、迷わず操作できるシンプルで分かりやすい画面設計
  • 初期費用を抑えた月額制で、小規模な事業所でも導入しやすい料金体系を実現

現場の使い勝手を追求した操作性が、多くの事業所に選ばれている大きな理由です。

個別支援計画の作成において最も神経を使うのが、頻繁に行われる制度改正への適合です。

デイロボは令和6年の報酬改定による新基準に対応しており、複雑な書類作成におけるミスを未然に防ぐことができます。

  • 「5領域」の記載が必須となった新基準のフォーマットに完全準拠している
  • 連絡帳と実績記録票が連動しており、日々の記録漏れや請求ミスを防止できる
  • 最新の運営指針に沿った書類作成ができるため、実地指導への不安を軽減できる

毎回の法改正の内容をご自身で詳細に調べ、書類の枠組みを作り直す膨大な手間から解放されます。

常に「現在のルール」に即した運用をシステムが支えてくれる安心感は、多忙な児発管にとって大きな助けとなります。

実地指導で厳しくチェックされる書類の整合性や保管状況も、デイロボならデジタル上で一元管理できます。 

各児童のアセスメント、個別支援計画、日々の記録がシステム内に集約されるため、人為的な管理ミスや書類の紛失を未然に防ぐことが可能です。

  • アセスメント、個別支援計画、日々の支援記録を一元管理し、情報の紛失や散逸を防ぐ
  • 連絡帳と実績記録が連動しており、記録の付け忘れや記入漏れを未然に防ぐ仕組みがある
  • 作成した計画書は保護者のスマホで確認・署名が可能なため、スムーズに同意を得られる

法令を遵守した適正な運営をシステムが支えることで、事業所の信頼性を守ります。

デイロボを導入する真の価値は、事務作業の効率化によって生まれる「貴重な時間」にあります。

これまで書類作成に費やしていた時間を、子どもたちへの直接的な支援やスタッフ間のコミュニケーションへと転換できるのが大きなメリットです。

  • 事務残業を削減することで職員の離職を防ぎ、安定した運営体制の維持に貢献する
  • 記録のデータ化によりスタッフ間の情報共有が迅速になり、チーム全体の支援力が向上する
  • 業務にゆとりが生まれることで、子ども一人ひとりの細かな変化に気づく「心のゆとり」を持てる

「書類を作るための時間」を削り、「子どもを支えるための時間」を最大化できます。

ゆとりある現場環境の構築は、子どもたちの笑顔と事業所のより良い未来を形作る第一歩となります。

個別支援計画は、放課後等デイサービスの価値を決定づける「心臓部」です。

適切なルールに基づき、5領域を意識した計画を作成することは、経営の安定だけでなく、子どもたちの輝かしい未来を支えることに直結します。

  • 個別支援計画は「5領域」を網羅し、具体的で客観的に評価できる目標を設定することが不可欠です。
  • 運営基準の遵守と適切な期限管理が、未作成減算という経営リスクを回避します。
  • 事務作業の負担を「デイロボ」のようなITツールで軽減し、子どもと向き合う時間を最大化しましょう。

日々の多忙な業務の中で、書類作成の正確性とスピードを両立させるのは容易ではありません。 もし、今の管理方法に少しでも不安や限界を感じているのであれば、システム導入を検討する絶好のタイミングです。

まずは、現場の負担を劇的に変える「デイロボ」の資料を手にとってみてください。 正しい計画作成の仕組み作りが、あなたの事業所をより良い場所へと変えていく第一歩になります。

投稿者プロフィール

tomo
tomo
特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、居宅介護支援事業所での勤務経験。
介護福祉士、介護支援専門員の資格を活かし、高齢者やその家族、介護現場で働く方々のお役に立てる情報をウェブメディアなどで執筆中。