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手書きの介護記録はどう書く?例文と書き方のコツ|記録業務をラクにする方法も紹介

介護サービスを行ううえで欠かせない訪問介護記録。手書きで行っている事業所もまだ半数程度あります。しかし、申し送りに何を書けばいいのかわからないという声も多いですよね。

この記事では、「手書き 介護記録 例文」をキーワードに、記録の目的や書き方のコツ、よく使われる例文、そして記録業務をラクにする方法までをわかりやすく解説します。

手書きの介護記録を書くときの基本ルール

手書き記録は、スタッフの“気づき”や“思いやり”がにじみ出る大切な情報源です。しかし、忙しい現場では「何を書けばいいのか分からない」「時間がなくてつい簡素になってしまう」といった声も少なくありません。

そんなときこそ意識したいのが、「誰が読んでも状況が伝わる記録」を目指すこと。自分だけが分かるメモではなく、サ責・ケアマネ・他スタッフが読んでも、利用者の状態や対応内容が明確に伝わるように書くことが重要です。

また、記録は“振り返り”にも使われます。数週間後・数ヶ月後に見返したときに、「このとき何があったのか」「どんな対応をしたのか」が分かるように、簡潔かつ具体的な表現を心がけましょう。

さらに、記録を書く際は「利用者の尊厳を守る視点」も忘れずに。ネガティブな表現や決めつけではなく、事実を丁寧に記述することで、記録そのものがケアの質を高めるツールになります。

  • 誤字脱字に注意:読み手の誤解を防ぐためにも丁寧に
  • 事実を簡潔に書く:感情や主観ではなく、客観的な事実を記録する
  • 5W1Hを意識する:いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように
  • 専門用語は避ける:利用者や家族が読んでもわかる表現に
  • 具体的に書く:「元気そう」ではなく「今日は体調がいいと言われていた」など

よく使われる手書き介護記録の例文集

以下は、訪問介護の現場でよく使われる記録の例文です。「特変なし」だけでは伝わらない部分を、少しの工夫で補うことができます。

  • NG:「特変なし」
  • OK:「いつも通り穏やかな表情で、食事も完食された。体調も悪くないとご本人談。」
  • NG:「なんとなく調子が悪そう」
  • OK:「笑顔が少なく、食事を3分の1ほど残された。会話も少なく、動きたくないと話されていた。」
  • OK:「浴槽への移動はスムーズ。湯温確認後、10分ほど入浴。終了後は『気持ちよかった』と笑顔で話された。」
  • OK:「トイレ誘導後、自立で排泄。便は普通。終了後は手洗いも自立で実施。」

おすすめの介護記録の文例集

いくつか、介護記録の書き方や例文についての本をご紹介します。事業所に1冊置いておくと重宝しますよ。


【手早く書けてしっかり伝わる!介護記録の書き方&場面別文例集】

「時間をかけずに正しく書ける」介護記録の書き方のポイントがわかる!
すぐに使える場面別文例が満載!
気になる場面やヒヤリハット場面が充実しています。


【伝わる介護記録の書き方】

介護現職の新人および就職希望者のために、利用者および利用者の家族にとって最適なサービスのための介護記録の書き方がわかる本です。
介護記録を書く意味、事実を書くために観察すること、事実に対して思考すること、相手に説明することの大切さを説明し、さらに、すぐに使える必要項目・表現例を紹介しています。

さて、介護記録については、「記録を書く時間はサービス提供時間に含めていいのか?」という疑問もよく聞かれます。

  • 原則として、記録はサービス提供時間内に行うことが望ましい
  • 記録は「サービスの一部」として位置づけられているため、提供時間内に完了するのが基本
  • ただし、記録に時間をかけすぎて本来のケアが疎かになるのは本末転倒

介護記録はサービス提供時間内に行うことが望ましいですが、ケア自体に時間がかかり、記録まで手が回らないということも多いでしょう。
実際はサービスとサービスの合間に書いたり、勤務時間外に1日分をまとめて書くケースも多いようです。

サービス提供時間内に記録を書けない場合、どうしても細かい部分を忘れてしまったり、曖昧になってしまうことがあります。

介護記録はケアプランの再考のための重要な資料であり、介護サービス提供の根拠でもあります。漏れやミスのないよう、注意が必要です。

一方で「記録に時間がかかって困っている」「提出が月末に集中してサ責がパンクする」——そんな課題も多くの介護スタッフが抱えています。
そんな課題を解決する手段として、記録を電子化する事業所が増えています。

  • スマホやタブレットで入力でき、「書く時間」を効率化
  • サ責がリアルタイムで確認・指示できる
  • 月末の請求処理がスムーズに進む
  • 紙の保管スペースが不要になり、検索も簡単
  • 情報共有がスピーディーに
メイン

介護記録を電子化し、訪問介護事業所の業務効率アップを叶えるなら、LINEで介護記録が入力・報告できる「テレッサモバイル」がおすすめです。

  • LINEアプリがあればすぐに介護記録が入力・報告できる
  • サ責がリアルタイムで確認・指示
  • 申し送りはテンプレートでミスや漏れを防止し効率UP
  • 紙の記録と併用できる設計で安心(1年間は専用記録用紙の無料プレゼントもあり)
  • サポートも直接LINEですぐにつながる安心感
  • 慣れてきたらシフトなどの機能がついたバージョンに切り替え可能
  • IT導入補助金対象ツール

LINEアプリを活用したシステムなので、幅広い年齢層で使いやすく、新しくアプリをインストールするなどの手間もかかりません。
最も時間のかかる申し送り部分はよく使う文章をテンプレートとして登録しておくことができるので、入力にかかる時間を軽減することができます。

また、介護記録を電子化していない事業所の多くは、費用面もしくはスタッフが対応できないといった課題を抱えていますが、テレッサモバイルは記録に特化しているため、低価格かつシンプルな操作性となっており、事業所のICT化の第一歩として検討しやすいシステムでしょう。

テレッサmobileを活用することで、記録に関連する業務時間の短縮、スタッフの直行直帰やリモートワークが可能になり、スタッフの満足度向上にもつながります。

また、記録の電子化は特定事業所加算の算定要件クリアにも役立つことから、テレッサモバイルも特定事業所加算の算定をきっかけに導入する事業所も多くなっています。

テレッサモバイルを活用して手書きの記録から卒業しませんか?

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投稿者プロフィール

りんご
りんご
5年にわたり祖母の介護を経験。その経験を元に、介護の世界へ。
現在はライターとして介護の記事を中心に執筆中。