放課後等デイサービス(放デイ)では、子どもの様子を保護者と共有するために「連絡帳」が活用されています。
毎日の活動や体調、行動の変化を記録することで、家庭と事業所の橋渡しとなる重要なツールです。
しかし、実際の運用では「記入が大変」「情報がうまく伝わらない」といった多くの課題が存在します。ここでは、その課題を整理し、改善の方向性を考えてみます。
放課後等デイサービスで連絡帳が必要とされる理由

まず、放課後等デイサービスで連絡帳が必要とされる理由についてみていきましょう。
- 家庭との情報共有
子どもの活動や体調を保護者に伝えることで、安心感を与え、家庭での支援にもつなげられる。 - 支援の継続性
日々の記録を積み重ねることで、長期的な成長や課題を把握しやすくなる。支援計画の改善にも役立つ。 - 保護者との信頼関係構築
「毎日きちんと記録している」という事実が、事業所の誠実さや安心感につながる。
放課後等デイサービスの財源の大部分は公費です。そのため、提出が必須とされる書類が多くありますが、日々の記録である連絡帳に関しての提出義務はありません。
しかし、保護者との連絡ツールとして、また、子どもたちの支援につながる記録として大変重要な役割を持っています。
放課後等デイサービスの連絡帳の課題
連絡帳を活用する放課後等デイサービスが増えるなかで、課題についても声が上がっています。
①記入の負担
日々のプログラムや送迎対応など、忙しいスタッフにとって、ひとりひとりの子どもに対して連絡帳の記入をするというのは負担も大きいものです。
現場の声
- 毎日の活動や体調を文章にまとめるのは時間がかかる
- 子ども一人ひとりに合わせた記録が必要で、時間内に書き終えるのが大変
- 書き方に個人差があり、情報の質が均一にならない
課題の本質
「記録は必要だが、時間が足りない」という矛盾です。
スタッフが本来注力すべきは子どもへの支援であり、記録業務が過度に負担になると本末転倒になってしまいます。
②情報が活用しづらい
本来、連絡帳の役割は、
①子どもの様子を保護者と共有する
②毎日の活動や体調、行動の変化を記録し、支援に活用する
といった、ふたつの面があります。
極端な例ではありますが、「元気に過ごしました」「〇〇をして楽しみました」といった内容の場合はどうでしょうか。
保護者からは、元気に楽しく過ごすことができたのだなという安心感にはつながりますが、子どもたちの支援に役立つ内容とは言えません。
放課後等デイサービスは、療育の場、子どもたちの個性や特性に沿った支援を行う場ですから、そういった目線が不足しています。
現場の声
- 活動内容は書いてあるが、支援に直結する情報が不足している
- 保護者からのフィードバックがうまく反映されない
- 記録が「日報的」になり、支援計画に活かせない
課題の本質
毎日のルーティンとして「書くことが目的化」してしまい、情報が支援に活かされていない点です。
連絡帳は単なる報告書ではなく、子どもの成長を支えるデータベースであるべきなのです。
③ 書き方のバラつき
文章を書くのが得意なスタッフ、苦手なスタッフもいるでしょう。見るポイントもそれぞれに異なります。
連絡帳は、書く人によって大きく内容に差が出てしまいます。
現場の声
- 専門用語が多く、保護者が理解しづらいことも
- 書き手によって文体がバラバラで、伝わり方に差が出る
- 文字だけでは子どもの様子がイメージしづらい
課題の本質
「伝える相手は保護者」という視点が弱いことです。
保護者が安心できるよう、わかりやすく、読みやすい形で情報を届ける必要があります。
放課後等デイサービスにおすすめの連絡帳「リトム」
キャプスが販売する「リトム」は、ノートタイプ、複写タイプ、児童発達支援向け、放課後等デイサービス向けなど、ニーズに合わせて使い分けのできるシリーズ展開です。
複写タイプは、事業所の控えも残るため、トラブル防止にも役立ちます。




医療ケア児向けのノートや、これらの既製品をベースに、項目追加や削除、表紙デザインなど、オリジナルでの作成も可能です。
放課後等デイサービス|紙ベース管理の限界
一方、紙ベースである連絡帳は、放課後等デイサービスにおいて広く浸透してきましたが、課題もあります。
- 保管場所がかさばる
- 過去の記録を探すのに時間がかかる
- 紛失や破損のリスクがある
紙の連絡帳は手軽ではありますが、長期的な記録管理やデータ活用、効率化には不向きと言えるでしょう。
放課後等デイサービス向け|連絡帳ツールの導入
こうした課題を解決するために、連絡帳ツールを導入する事業所が増えています。
効率化と情報共有の質を高めることで、スタッフ・保護者双方にメリットがあります。
Dayrobo(デイロボ)

デイロボは、日々の連絡帳をスマホで簡単に作成でき、写真添付も可能です。LINEと連携しているため、出欠席の連絡もスムーズ。
5領域に即した個別支援計画の作成や国保連請求まで対応しています。入力・共有・保存までを一元化し、業務負担を軽減してくれるツールです。
勤怠管理や保護者への一斉連絡など、便利な機能が盛りだくさん。シンプルで使いやすいフォーマットで、日々の事務作業を効率化してくれます。
まとめ
放課後等デイサービスに連絡帳は「必須ではないが、非常に大切なツール」です。
- 保護者との信頼関係を築く
- 子どもの成長を記録する
- 支援の継続性を確保する
こうした目的のために、多くの事業所が導入しています。
ただし、紙にこだわる必要はなく、デジタル化や専用ツールの導入によって、より効率的で質の高い情報共有が可能になります。
自事業所の課題やニーズに即したツールをぜひご検討ください。
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投稿者プロフィール

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5年にわたり祖母の介護を経験。その経験を元に、介護の世界へ。
現在はライターとして介護の記事を中心に執筆中。
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