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訪問介護のICT補助金・IT導入補助金をチェック!2025年度はシステム化しよう

訪問介護分野でもICT補助金を活用してシステム化する事業所が増えています。

補助金を活用してICT化を検討している事業所様はぜひ最後までお読みください。

訪問介護で取り組みが進むICT

厚生労働省の介護現場に対するICT導入支援は、2016年 に始まりました。

以来、さまざまな企業がICT化に取り組んでいますが、ICTシステムとは具体的に何を指すのでしょうか?

実際に導入されているシステムを含めて確認していきましょう。

そもそもICTとは

ICTとは、情報通信技術のことです。

デジタルデータを扱う技術や物を意味するITや、身の回りの物を情報技術によって制御するIoTとは異なり、通信や伝達といったコミュニケーションに重点を置いていることが特徴です。

ITやIoTが物に関する言葉であることに対して、現代社会特有の情報共有ツールや通信技術を使った産業・サービスが含まれるICTは、人間同士のつながりを大切にする技術だと言えるでしょう。

訪問介護におけるICTとは

インターネットを使ってデジタル化した情報をシェアするICTは、訪問介護において大きな役割を担います

特に、介護に携わるスタッフの負担を軽減できることがポイントで、例として、スマートフォンで介護記録を報告できる「テレッサmobile」や介護サービス専門のクラウドシステムなどが挙げられます。

また、神奈川県が委託事業として補助金の対象としている「介護ロボット導入補助金」も、訪問介護におけるICTへの取り組みの一環と言えるでしょう。

訪問介護でICT化するメリット

訪問介護の現場でICTシステムを取り入れると、複数のメリットが得られます。

厚生労働省の「令和元年度ICT導入支援事業実績報告まとめ」を参考に、大きな成果を上げた2つを確認していきましょう。

介護ケア時間の延長

ICTを導入すると、訪問介護現場における課題とも言える業務の効率化を図れるというメリットがあります。

利用者の情報や介護記録をデジタル化して通信機器で報告できると、途中で事業所に立ち寄るという行動が減り、スムーズに次の訪問先へ出向くことが可能です。

現場スタッフが効率良く報告作業を終えることで、利用者の介護ケアに充てる時間を長く取れるようになるため、支援の質も上がっていくでしょう。

情報共有の円滑化

相手に情報を与えるために紙媒体を使用していると、転機ミスや誤字脱字が起こりがちです。

しかし、ICTを取り入れたことで、人為的なケアレスミスが減り記録が充実したという成果が出ています。

また、ケアマネージャーや利用者の家族はもちろん、他事業所との連絡が取りやすいという意見もあることから、情報を共有しやすくなったと感じている事業所が多いと言えるでしょう。

情報の共有が円滑に行えると介護ケアが行き届きやすくなり、利用者やスタッフの負担の軽減につながります。

ICT補助金とIT導入補助金

それでは、こうしたICT技術を導入するにあたり検討したい主な事業として、ICT補助金とIT導入補助金についてみていきましょう。

ICT導入支援事業では、さまざまな情報ツールを活用するために必要となる費用の一部を、「地域医療介護総合確保基金」として支給しています。都道府県・市町村ごとに実施の有無や時期、内容等はさまざまです。

ICT補助金とも呼ばれており、一般的に介護事業において対象だとされているのは、次のような物です。

・利用者の介護記録や情報を共有したり、請求業務を一括で行えたりするソフトウェア

・ソフトウェアを使用するためのタブレット端末・スマートフォン

・事業所内で情報共有するためのインカム機器

・ICTの運用に必要なネットワーク機器

また、介護用のクラウドシステムの利用料や、保守・サポート料金、システム利用における研修費用など、ICTの導入に係る費用は幅広く補助金の対象となるとされています。ICT補助金については各都道府県のホームページ等で発表されていることがありますので小まめにチェックしておきましょう。

IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者等の労働生産性の向上を目的として、業務効率化やDX等に向けた ITツール(ソフトウェア、サービス等)の導入を支援する補助金で、独立行政法人中小企業基盤整備機構より採択されるものです。

対象とされているものはICT補助金と同じですが、IT導入補助金事務局に登録された「IT導入支援事業者」が提供する対象ツールについて申請が可能です。

ツールの機能性によって要件や補助率が変わりますのでホームページで確認しましょう。

IT導入補助金

LINEで介護記録が報告できるテレッサモバイルは、IT導入補助金の対象ツールとして数年にわたり実績があります。

介護記録の電子化、ケアプランやシフトの管理などに課題を感じている方は、IT導入補助金の申請と併せて検討してみてはいかがでしょうか。

詳しくはこちらの記事もお読みください。

まとめ

ICT化を導入することで、訪問介護現場の負担軽減や業務効率の向上はもちろん、介護サービスの質が向上する可能性が高いでしょう。

情報処理とコミュニケーションを兼ね備えたICTは介護現場にメリットが多くあるため、自治体が助成金を支給している期間に、ぜひシステムを取り入れて活用してみてください。

 

投稿者プロフィール

りんご
りんご
5年にわたり祖母の介護を経験。その経験を元に、介護の世界へ。
現在はライターとして介護の記事を中心に執筆中。