
介護現場では、サービス提供だけでなく、記録・報告・連絡といった事務作業が日々積み重なります。特に訪問介護では、紙の記録を持ち帰って転記する手間や、月末の請求処理に追われる管理者の負担が大きく、「何とか効率化したい」と感じている事業所も多いのではないでしょうか。
そんな中、注目されているのが「介護記録 スマホ」を活用した電子化。スマートフォンで記録を入力・送信できる仕組みを導入することで、現場の負担を軽減し、サービスの質を保ちながら業務効率を大幅に向上させることが可能です。
介護記録はスマホで電子化!テレッサmobile

「テレッサモバイル」とは、介護記録をスマホアプリ「LINE」で記録できるシステムです。
開発・販売元はキャプス。介護記録用紙「テレッサ」は聞き覚えがあるのではないでしょうか。
全国の介護事業所に顧客をもつキャプスならではの使いやすさを追求した機能性、介護記録のプロならではのサービスも。
そんなテレッサmobileの魅力をお伝えします!
LINEアプリがあれば利用できる
「テレッサmobile」は、スマホアプリのLINEがあれば、すぐに利用可能です。
すでにLINEを使っている人であれば、お友達登録をするだけで、すぐに介護記録機能を使いはじめることができます。
サービス終了後、LINEアプリを立ち上げて、サービス記録を入力、送信するだけ。ヘルパーさんは直行直帰も可能に。
幅広い年齢層で利用されているLINEアプリなので、高齢ヘルパーさんもすぐに操作に慣れていただけます。
介護記録をためずにすぐ提出!

紙の介護記録の場合、どうしても月末月初に提出が偏ってしまいがち。
月末月初のサ責さんは、介護記録のチェックで大忙しというのはあるあるですよね。
テレッサmobileはリアルタイムで報告が上がってくるため、その都度チェックを行うことができ、事務作業にかかる時間の偏りを解消してくれます。
次にサービスに入るスタッフに利用者様の状態などを伝達するのもスムーズになります。
事業所の状況に合わせてプランチェンジ可能
テレッサmobileは、介護記録に特化した「ストレージ版」と、より充実した機能を使用できる「ベーシック版」があります。
ストレージ版はシンプルな機能で月額1,980円(税抜)~と低価格、ベーシック版は月額20,000円(税抜)~となっています。
まずは介護記録だけを電子化し、慣れてきたらケアプランやシフトなども管理したいという場合も、途中でプランチェンジができるので安心です。
最初からたくさんの機能がついているシステムを導入しようとすると、価格面も教育面もかなりの負担ですが、小さく始めて少しずつ慣れていくことができるのがテレッサモバイルです。
専用の記録用紙を無料でもらえる!

システムを導入したいと思っていても、LINEでの介護記録入力に不安なヘルパーさんもいるかもしれません。
テレッサmobileユーザーであれば、1年間無料で専用の介護記録用紙をもらうことができるため、紙と併用しながら、徐々に慣れていってもらうこともできます。
キャプスならではのサービスです。
サポートもLINEで簡単!
ログインできない、入力方法がわからなくなったなど、すぐに解決したいお困りごとが起こることもあります。
テレッサmobileは、サポートへの問い合わせもLINEで行うことができ安心です。
電話がつながりにくい、口頭では状況を伝えにくいというときにもスムーズです。
運用コストは記録用紙と比べて安い?高い?
やはり気になるのは、運用コスト。
「テレッサmobile」ストレージ版を導入した場合と紙の介護記録を使い続ける場合を比較してみましょう。
月500件ほどを扱う事業所であれば、月々の費用は次のとおりです。
項目 | 紙の記録 | スマホ記録(テレッサmobile) |
---|---|---|
月額費用 | 約2,833円(記録用紙100冊/年) | 約2,682円(ストレージ版・年払い) |
保管スペース | 必要 | 不要(クラウド保存) |
記録提出 | 月末集中 | 毎日リアルタイム提出 |
サ責の負担 | 高い | 分散・軽減可能 |
スタッフ個人のスマホで利用でき、LINEアプリ自体は無料でダウンロードできるので導入費用も抑えられます。
さらに、大量の紙をファイリングして保管するスペースやチェックに要する時間を減らせることを考えると、費用対効果は高いと感じられるのではないでしょうか。
現場の声:スマホ記録で変わったこと
「紙の記録では月末に提出が集中していたけど、スマホ記録にしてからは毎日報告が上がってくるので、サ責の負担が減りました。」
「LINEで記録できるので、スタッフがすぐに慣れてくれました。直行直帰が可能になり、働き方が柔軟になりました。」
「利用者の状態をすぐに共有できるので、急変時の対応が早くなり、家族からも安心してもらえています。」
介護記録のスマホ化は特定事業所加算にも有効
スマホアプリ「テレッサmobile」を使えば、カンタンな操作で記録や報告ができ、リアルタイムでの共有、紙の管理やチェックの手間も大幅に減らすことができます。
また、日々の業務のスリム化やコストダウンなどのメリットが多いのも魅力です。
さらに、介護記録をスマホで入力できるようになると、特定事業所加算の要件クリアにも役立ちます。
特定事業所加算の要件で最もハードルが高いといわれている「適宜報告」は、サービス毎の指示・伝達が必要ということですが、紙の記録を利用している場合はほぼ不可能と言っても過言ではありません。
介護記録のスマホ化は、特定事業所加算の要件クリアの一助となり、長い目で見れば事業所の安定運営にも役立つでしょう。
業務効率をアップし、利用者へよりよいサービスを実現するためにも、ぜひ導入を検討してみませんか。
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投稿者プロフィール

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5年にわたり祖母の介護を経験。その経験を元に、介護の世界へ。
現在はライターとして介護の記事を中心に執筆中。
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